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太古世界の旅も?口承文学とは?【歴史に怪奇&ロマン】

人々の生活の中から生じたとされる昔話や口承文学。単純なことばの中にも、感性やら知恵やらセンスやら、さまざまにつぎ込まれているように思います。

今回は、「口承文学」の意味・概要・特徴等をざっくりと眺めます。もしかすると、地球上に国の無かったような太古世界や現生人以外のヒトも併存していた太古世界等、とてつもなく古い時代を生きた人々と、間接的に接することも可能かもしれません。

文庫本換算2ページ程です。他記事は「本blog全記事の一覧」へ。





第一章:口承文学の意味


文字ではなくて口頭で伝えられる文学を、口承文学と言います。

『桃太郎』等全国的に有名な口承文学も有れば、或る土地にのみ有名な口承文学も有ります。

また、人類史において、ことばの歴史は文字の歴史よりもずっと古いです。最古の文学は自然と、口承文学となります。

現代でも、口承文学は作られています。プロの手によるものも素人の手によるものも、ばっちりと趣向を凝らしたものも何気なくしゃべっている内にできたものも、いろいろな形で、いろいろな所で、作られています。学校の怪談も、その一つとされます。



以上の辺りからも、怪奇趣味の方は、口承文学に怪奇的想像を巡らせたりするかもしれません。

世界の秘境に脅威の口承文学も存在するとか、口承文学には超自然的な場面も有るけどあれは誰かの実体験であるとか、現生人が地球上に登場したのは約30万年前とされるけれどその時には原人や旧人も併存しているため或る口承文学は原人や旧人と接触した実体験を伝えているなんて。


第二章:口承文学の特徴をいくつか


口承文学の特徴の一つが、「変化」です。

口承文学が語られるシチュエーションや目的等は多種多様であり、それらに応じて話の内容は微妙に変化します。

また、口承文学の語り手とは、プロもいる一方でおじいさんおばあさんが何気なく孫に語るとかその孫が友人に語るとか、多種多様です。そんな語り手の裁量で、話は微妙に変化します。

また、話を聞いた者は違う者に話す等して、伝播もしていきます。人づてに伝播する内に、ずいぶんと遠い地域に伝播することも多々あります。



例えば、祖父母は、孫を楽しませる目的で口承文学を語る場合と山奥に一人で行くのは危険であるという教訓として口承文学を語る場合とでは、話す時の表情や抑揚等は全く違いますね。

孫は、その話を友人に聞かせる時に、祖父母の意図と裏腹に楽しいと思った場面だけを語って何の話かわからなくなるかもしれません。そこで友人は、何の話か納得するために自分で話を作って補ってみたり。

その他にも、祖父母の知り合いに日本列島を行脚する商人がいるとすると、商人が日本列島の遠い地域で聞いたその土地の教訓話を祖父母にふと教えたり。ただし、その話を聞いた祖父母は自身の土地版にアレンジして孫に生活上の注意として語ったり。



以上のように、口承文学は広く伝播しますが、驚くほど広範に伝播します。さらには、時代を跨いで伝わることも多々有ります。

つまり口承文学の内容は、古今東西で交ざっているものも多いです。



例えば、古い時代から次の世代へとリレーし続けて現代に伝わった話も有って、源流はいつの時代にまで遡るのか知れません。遠い海外から日本列島へと入ってきて、いつの間にか日本のものとして認知されている話だってあります。次に一例を引用。


インドから伝わった『ねずみの嫁入り』
 口承文芸の中には、口伝えに世界に広がったものもあります。日本でも有名な『ねずみの嫁入り』は、もともとインドのお話で3世紀頃に作られた『パンチャタントラ』という説話集に載っています。それが、東南アジア、中国、朝鮮半島を口伝えで伝わり、日本に来ました。日本の文献に登場するのは、13世紀の『沙石集』ですから、1000年ほどかけて伝わったことになります。
 国や文化を超えて伝わった背景には、ねずみがあらゆる場所にすんでいることや、高望みをしたけど、落ち着くべき場所に落ち着いたというわかりやすい話であったことが理由だと考えられます。話の内容が特徴的で万人の共感を得にくいものには、こうした伝播があまり起こらず、特定の国や地域の文化の特質を表していることがあります。

出展:夢ナビ|『桃太郎』も『ねずみの嫁入り』も!口伝えに広がる文学の世界




また、現代なら、インターネットの高速通信や飛行機での往来の影響も有り、口承文学の伝播スピードは速いです。



以上の内容からしても、やはり怪奇趣味の方は、怪奇的想像もしてしまうところ。

或る口承文学の内容を分析したところ、少なくとも300年以上生きていないと作れないストーリーだとか、ネアンデルタール人と接したことのある現生人類の先祖が作った口承文学が有るだろうなんて。


第三章:口承文学は民俗学等の重要資料にもなる


口承文学には、各土地の歴史やら各家々の歴史についての話も有ります。よって、その土地の歴史やら家々の歴史を知れる資料にもなります。

また、口承文学で何気なく「おじいさんはどこどこで働いておりました」とあるなら、「この土地にこんな仕事があって高齢者も従事していたんだ」と知れます。

口承文学は、歴史を知る重要資料になり得ます。



するとやはり、怪奇趣味の心も騒ぐところ。日本国史ではスポットは当てられていないけど、驚異的な地方有力者がいたなんて。


第四章:口承文学を基にしたSF等も有る


口承文学を題材にしたSFやコズミック・ホラー等もあります。

上に怪奇趣味的な想像を書いてきましたけど、そんな題材の小説も多々有ります。

SFやコズミック・ホラーに限らずに、口承文学を題材とする小説は多いですね。


まとめ


以上のことは、日本特有のことではなくて、世界的に見ても当てはまる場合が有ります。本記事が口承文学や説話、研究本等に触れるきっかけにもなればとも思います。

また、以上のように口承文学には時代背景を読み取れる場合も有ります。民俗学や歴史学、文学、心理学、さらには科学技術史等さまざまな学問にも応用されていますね。

逆に時代背景を知ることで、口承文学を理解しやすくなる場合も有ります。「職業も自治体も無い?縄文時代【歴史に怪奇&ロマン】」「米農業で社会は大変遷?弥生時代1【歴史に怪奇&ロマン】」等で時代背景も取り上げています。興味有る方はご覧ください。


以上、「太古世界の旅も?口承文学とは?【歴史に怪奇&ロマン】」。



※本記事は科学記事・学術記事ではありません。

※本記事は、本記事作成時の情報を本記事作成者の裁量で用いて作成しており、正確性の保証は有りません。また、最新情報は変化している可能性も有ります。

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