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5-3賑やかなお隣-大学時代の旅行|夢と現の間にて【怪談・短編】

(他ページは5-15-25-35-45-5)



目を瞑っていると、壁を隔てて「キャハハハ」と女の人の高い笑い声が聞こえてきた。俺は反射的にふと目を開けた。笑い声の後に男の人の低い話し声も続いた。隣の部屋の客たちだろう。そう納得して枕元のスマホを手に取って深夜の2時だと確認後、スマホを戻して目を閉じた。

隣の部屋の声は、クレームを入れる程ではない。むしろ、幽霊を意識してしまう静けさに比べたら、良いかもしれない。目を閉じていると、身体はじわりと疲れや眠気を思い出して心地よくなってきた。意識はぼんやりとしてくる。

おそらくは眠りに落ちた、その時のこと。先程の女の笑い声が、いきなり耳元で響いた。俺は、びっくりして上半身が飛び起きてしまった。でも、起きてみると、先程と変わらない暗く静かな部屋に俺一人いるだけだと気が付く。壁を隔てた隣の部屋では、女と男の笑い声話し声は続いている。

枕元のスマホを手に取ると、深夜の3時だった。1時間程寝たようだ。


5-4笑い声に疑問-大学時代の旅行|夢と現の間にて【怪談・短編】



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