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Fox Story

怪奇話・怪談・怖い話等

  1. 未来人【歴史を勉強していて怖い話?掌編】

    未来人【歴史を勉強していて怖い話?掌編】

    (本話は、文庫本換算0.2P程です。)大航海時代前、西洋人は一般的に、「地球は平面であって、端にいくと地球から落ちる」と考えていたそう。そんな話しを聞いて、現代人はバカにするかもしれない。小学生ですら、理科の時間に、地球は球体だの重力だの習うし。でも、現代人にも、わからないことは多々。宇宙の果てはどうなっているのかなどなど、現代人最高峰の頭脳を有する数学者物理学者すら知れない。千年後の一般人は、「西暦20...

  2. 自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    (本話の分量は、文庫本換算7ページ程です。)過去に体験したことが、自分にとってのみならず社会にとっても重要な出来事だったのかもしれないと、後々思い知る場合も有る。勘違いだと思って過ごして来た怪奇体験についても…。―俺(米津秀行・22歳・多摩地方に有る大学の学生)は、興味本位で付いて来た(有り難くもあるが)友人の白壁と共に小道に立って、俺の自宅アパートのベランダを見上げる。ここから見たところ異変もなく、Yシャツ...

  3. 7-7数年越しの結論は?|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    7-7数年越しの結論は?|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    (他ページは7-1|7-2|7-3|7-4|7-5|7-6|7-7)アパートの鍵を紛失したなんて理由で白壁のアパートで一夜を過ごしたが、朝になって仲介業者に連絡するよう促された俺は、躊躇いながらもアパートや学祭での怪奇現象をしゃべった。心理学を研究する白壁は喜んで聞いていたが、現場検証にいかないことにははじまらないぞと俺を促した。以上のように、昨日から今に至るまでのことを思いつつ、俺は白壁と共に玄関前に立つ。先程までふ...

  4. 7-6再び-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    7-6再び-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    (他ページは7-1|7-2|7-3|7-4|7-5|7-6|7-7)その後の学祭。人でごった返す賑やかなエリアに戻ると、楽しい雰囲気へと俺の気持ちも溶け込んで、マネキンのことは徐々に頭から離れていった。やがて、俺の勘違いだった気もしてきた。俺が追ったのは普通の人間→そのまま大教室に入る→よくよく確認しなかっただけで大教室のどこかにはその普通の人間も居たしもともとマネキンも有った→それを俺はマネキンが校舎をウロウロしていたと...

  5. 7-5逃げろ-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    7-5逃げろ-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    (他ページは7-1|7-2|7-3|7-4|7-5|7-6|7-7)背筋から全身へと、恐怖を伴いつつ身体を凍り付かせるものが広がる。呼吸が震えてしずらいことで、身体全体が震えていることを知った。相変わらず、彼女は(マネキンは?)じっとしている。意識してか本能によるものか、頭が真っ白になることで正気ギリギリラインは保てていたとも思う。俺はゆっくりと後ずさりをはじめた。騒いだらマネキンは目覚めてしまうような不安も有った。後ろ...

  6. 7-4ナンパ-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    7-4ナンパ-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    (他ページは7-1|7-2|7-3|7-4|7-5|7-6|7-7)彼女から遅れること数秒後、丁度ガチャンと閉まる音のした、ドアの前に立った。ドア越しには、部屋の中から物音はしない。ハイヒールの音はもう止んでいる。開けてみる?でも、特定のサークルが借りている部屋だったら?更衣室だったら?不安になりつつも、張り紙もせず集会したり着替える方がいけないから、すいませんとでも言って閉めればよいだろう。俺は、ゆっくりとドアを開け...

  7. 7-3追跡-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    7-3追跡-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    (他ページは7-1|7-2|7-3|7-4|7-5|7-6|7-7)人でごった返す学祭中のキャンパスを、右に左にと避けつつ、俺は彼女を追った。すれ違う者たちは、思い思いの楽しみに興じていて、ナンパをしようとする俺のことも、俺に声をかけられようとしている彼女のことも、知らないようだ。その内に、キャンパスの端の方にまで来た。この辺までくると、人も疎らだ。彼女は、喫煙スペースを横切って、キャンパスの端でひっそりと佇む小さな棟...

  8. 7-2野心-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    7-2野心-昨日の学祭|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    (他ページは7-1|7-2|7-3|7-4|7-5|7-6|7-7)昨日は学祭だった。この学祭で、俺はナンパをする。そんな野心に燃えていた。クラスに仲の良い女の子はいるものの、一目で心臓の高鳴るような女の子と恋愛してみたい。その意味では、浮ついたものではなくて、硬派なものだったと思う。俺は、あっちの校舎、こっちの広場、ナンパをさせていただくお相手を探しつつ、一つの校舎内にいた。お!ガラス扉の玄関を通じて、校舎前ベンチに...

  9. 7-1序|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    7-1序|自分の記憶を考察する【怪談・短編】

    過去に体験したことが、自分にとってのみならず社会にとっても重要な出来事だったのかもしれないと、後々思い知る場合も有る。勘違いだと思って過ごして来た怪奇体験についても…。―俺(米津秀行・22歳・多摩地方に有る大学の学生)は、興味本位で付いて来た(有り難くもあるが)友人の白壁と共に小道に立って、俺の自宅アパートのベランダを見上げる。ここから見たところ異変もなく、Yシャツやチノパンが干して有る日常的風景だ。昨日...

  10. タクシー乗車時の注意点【怖い話・短編】

    タクシー乗車時の注意点【怖い話・短編】

    (本話の分量は、文庫本換算1P程です。)眠い!頭がグルグルする!でも、じんわりと暖かくて心地よい。金曜日の終電後、俺は駅前ロータリーでタクシー待ちの行列に並んでいた。立っていられることすら不思議であって、おそらく、意思でコントロールできないさまざま物理的要素が絶妙に絡み合って、立っているのだろう。それにしても…。俺は、じんわりと暖かくて心地良い身体を、さらに心地よくすることを頭に浮かべる。システム開発...