塾の仕事でやらかした!その視線【怖い話】
この話は、塾講師Hさんが、仕事で盛大にやらかした話です。
(分量は文庫本換算1ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)
Hさんは、正社員塾講師。実績もあるため、バイト塾講師のお手本に位置づけられていた。
その日は、冬前だっだ。
冬前には、冬期講習のポスターやら合格実績をアピールするポスター等を、駅前で配布する。
ポスターは、ポスターの種類毎に段ボールに分けて、作成業者から塾に送られる。ある段ボールに冬期講習のポスターのみ、ある段ボールに合格実績のポスターのみといった具合で、4種類の段ボールが届いた。
でも、配布する時には、4種類を1セットにして1つのビニールに詰めて配布する。
よって、各段ボールから1枚ずつ取り出して1つのビニールに詰める作業が必要なのだ。
その作業をするのは、バイト講師だ。
その日の空き時間に、バイト講師5人は、事務室でその作業を行っていた。
パイプ机に段ボール1、段ボール2、段ボール3、段ボール4、ビニールの束と並べる。4つの段ボールの前を通りつつ、それぞれのポスターを1枚取っては上に重ねて最後にビニールを取って、詰める。それで、1セットを作る。
そんな流れ作業を続けていた。
ただ、ビニールの数が全く足りなかった。ビニールのみ、追加発注しないといけない。バイト講師は、暇になった。
そこでバイト講師たちは、その日はポスター4枚重ねを作っておいて、後日ビニールの届いた時に詰めるという作戦に出た。つまり、後日ビニールの届いた時に、ポスターを重ねる手間を省ける。
バイト講師たちは、ポスター4枚重ね1セットを作るたびに、縦横の交互に積み重ねた。そうすると、ビニールに詰める時に、1セットの切れ目はわかりやすい。
作業時間の経つにつれて、ポスターの縦横交互の積み重ねは高くなっていった。立っている大学生の腰の高さ程のパイプ机に、ポスターは30cm程積み重なっている。
同じ頃、正社員講師Hさんは、廊下の窓を開けて換気していたのだった。
冬の冷たい風は、継続的に入り込んでくる。時々、突風も入ってきて、廊下のポスターや蛍光灯を揺らす。
バイト講師が作業をしている事務室の出入口は、その廊下に面している。
窓を開け終えた正社員講師Hさんは、用あってそのまま事務室の扉を開けた。バイト講師が、室内でタワーを作っているとも知らないで。
事務室内に次々と冷たい風が入って来た。十字に積み重なったポスターは、重しのない上の方がパラパラと飛んでいく。
それだけでも、バイト講師は悲鳴を上げる騒ぎだった。さらに、冬の突風がドッと入り込む。
タワーは、中程からバランスを崩して傾く。傾きは、ゆっくりと大きくなって、立っているための許容範囲を超える。誰かがとっさに抑えると、タワーは保てていたかもしれないが、みんな呆気にとられたように動けない。そのままタワーは、床へと雪崩れた。
バイト講師たちは、凍りついてしまった。もはや悲鳴もなく、冷たい沈黙のみが事務室の空気となった。
正社員講師Hさんも、雪崩れた大量のポスターやバイト講師たちの凍り付いた様子を見て、凍り付いてしまった。俺のせい?…。
数秒後、バイト講師たちの視線は、ゆっくりとHさんへと集まった。
以上「塾の仕事でやらかした!その視線【怖い話】」。
※本ブログの記事は全て著作権によって保護されておりますことへのご理解をお願い申し上げます。

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(分量は文庫本換算1ページ程です。他の話は「本blog全記事の一覧」へ。)
第一章:冬前の作業|塾の仕事でやらかした!その視線【怖い話】
Hさんは、正社員塾講師。実績もあるため、バイト塾講師のお手本に位置づけられていた。
その日は、冬前だっだ。
冬前には、冬期講習のポスターやら合格実績をアピールするポスター等を、駅前で配布する。
ポスターは、ポスターの種類毎に段ボールに分けて、作成業者から塾に送られる。ある段ボールに冬期講習のポスターのみ、ある段ボールに合格実績のポスターのみといった具合で、4種類の段ボールが届いた。
でも、配布する時には、4種類を1セットにして1つのビニールに詰めて配布する。
よって、各段ボールから1枚ずつ取り出して1つのビニールに詰める作業が必要なのだ。
その作業をするのは、バイト講師だ。
その日の空き時間に、バイト講師5人は、事務室でその作業を行っていた。
パイプ机に段ボール1、段ボール2、段ボール3、段ボール4、ビニールの束と並べる。4つの段ボールの前を通りつつ、それぞれのポスターを1枚取っては上に重ねて最後にビニールを取って、詰める。それで、1セットを作る。
そんな流れ作業を続けていた。
第二章:作業中断?いや何かしよう|塾の仕事でやらかした!その視線【怖い話】
ただ、ビニールの数が全く足りなかった。ビニールのみ、追加発注しないといけない。バイト講師は、暇になった。
そこでバイト講師たちは、その日はポスター4枚重ねを作っておいて、後日ビニールの届いた時に詰めるという作戦に出た。つまり、後日ビニールの届いた時に、ポスターを重ねる手間を省ける。
バイト講師たちは、ポスター4枚重ね1セットを作るたびに、縦横の交互に積み重ねた。そうすると、ビニールに詰める時に、1セットの切れ目はわかりやすい。
作業時間の経つにつれて、ポスターの縦横交互の積み重ねは高くなっていった。立っている大学生の腰の高さ程のパイプ机に、ポスターは30cm程積み重なっている。
第三章:てんやわんやの事務室|塾の仕事でやらかした!その視線【怖い話】
同じ頃、正社員講師Hさんは、廊下の窓を開けて換気していたのだった。
冬の冷たい風は、継続的に入り込んでくる。時々、突風も入ってきて、廊下のポスターや蛍光灯を揺らす。
バイト講師が作業をしている事務室の出入口は、その廊下に面している。
窓を開け終えた正社員講師Hさんは、用あってそのまま事務室の扉を開けた。バイト講師が、室内でタワーを作っているとも知らないで。
第四章:俺のせい?その視線|塾の仕事でやらかした!その視線【怖い話】
事務室内に次々と冷たい風が入って来た。十字に積み重なったポスターは、重しのない上の方がパラパラと飛んでいく。
それだけでも、バイト講師は悲鳴を上げる騒ぎだった。さらに、冬の突風がドッと入り込む。
タワーは、中程からバランスを崩して傾く。傾きは、ゆっくりと大きくなって、立っているための許容範囲を超える。誰かがとっさに抑えると、タワーは保てていたかもしれないが、みんな呆気にとられたように動けない。そのままタワーは、床へと雪崩れた。
バイト講師たちは、凍りついてしまった。もはや悲鳴もなく、冷たい沈黙のみが事務室の空気となった。
正社員講師Hさんも、雪崩れた大量のポスターやバイト講師たちの凍り付いた様子を見て、凍り付いてしまった。俺のせい?…。
数秒後、バイト講師たちの視線は、ゆっくりとHさんへと集まった。
以上「塾の仕事でやらかした!その視線【怖い話】」。
※本ブログの記事は全て著作権によって保護されておりますことへのご理解をお願い申し上げます。

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