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Fox Story

怪奇話・怪談・怖い話等

  1. 進化史②【歴史を勉強すると怪奇話に?】

    「進化史①【歴史を勉強すると怪奇話に?】」の続きです。 「科」「属」「種」等生物分類を眺めるとおおむね進化史を知れること、ヒトの進化史の特殊とされる面等を眺めます。SFやコズミックホラーに触れるきっかけになればと思います。 本blogでは学問系記事を何記事かに一記事の割合で有料とさせていただいております。 お読みになる場合は、恐れ入りますが手順に沿ってご購入をお願い致します。......

  2. 通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    (本話の分量は文庫本換算5P程)或る秋の深夜、俺(麦倉行・警察官・29歳)は、同僚と自転車パトロールをしていた。多摩地方の一大都市の一つで繁華街のはずれ、一車線の道路に古いビルが向かい合って並ぶ飲み屋の通りを走っている。店は大抵閉店しているが、深夜営業をする店が何軒か有って、通りをポツンポツンと明るくしている。動いていると暑いものの、そよぐ風は涼しい。夏から季節が移ろうとしているのを感じる。と思っていると...

  3. 4-4壮大な理想|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    4-4壮大な理想|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    (他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)自転車を停めて、男の登録していると言う、会社に電話をしてみた。男は、少し離れたところで、同僚としゃべっている。しばらくして、女性担当者が出て来た。俺は自身の名と所属を言って後に、男について状況説明する。担当者は不審感を抱いているような低いトーンで応える。それから男に交代して、事情を説明してもらった。しばらくして、男から俺に電話が戻ってくると、担当者の口調は変わっていて...

  4. 4-3どこまで本当?謎のお金|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    4-3どこまで本当?謎のお金|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    (他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)俺と同僚は自転車を押しながら、手をポケットにつっこんで歩く男の話しを聞く。駆け引きしつつ男の情報を得ようと思っていたのが、男の方から自身の暮らすアパート住所、登録している会社の電話番号などなど教えてくれたので助かった。やがて、飲み屋街は途切れて横断歩道へ。信号は赤。立ち止まる。この横断歩道を渡ると男のアパートの有る住宅街だ。その時、正面から強い風がドッと吹いた。風に耐...

  5. 4-2なぜ?時間を気にする|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    4-2なぜ?時間を気にする|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    (他ページは4-1|4-2|4-3|4-4)俺は、男に職業を質問した。男は、眠気を吹っ飛ばすためか、強い口調で「日雇いだよ」言う。失礼だが、日雇い仕事だけで生計を立てているなら、全身をブランドで着飾るよりも他のことにお金を用いたいのでは?多額の不労所得でも有るのか?それならいいが、盗品だったりお金を脅し取っていたりなんて可能性はないか?疑うのも仕事。仕方ない。俺は「良い時計ですねそれ、随分儲かる日雇いもあるんで...

  6. 4-1序|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    4-1序|通称ナンバーマン【短編怪奇小説】

    (本話の分量は文庫本換算5P程)或る秋の深夜、俺(麦倉行・警察官・29歳)は、同僚と自転車パトロールをしていた。多摩地方の一大都市の一つで繁華街のはずれ、一車線の道路に古いビルが向かい合って並ぶ飲み屋の通りを走っている。店は大抵閉店しているが、深夜営業をする店が何軒か有って、通りをポツンポツンと明るくしている。動いていると暑いものの、そよぐ風は涼しい。夏から季節が移ろうとしているのを感じる。と思っていると...

  7. 遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    (本話の分量は文庫本換算6ページ程です)或る夏の金曜日。時刻は深夜2時。俺(麦倉行・警察官・29歳)は、交番にて夜勤に臨んでいた。デスクに座って、書類を作成している。外は総じて静かだ。街なので全くシンとすることはない。車のエンジン音が遠く反響したり、時々近くで楽しげな話し声だってする。それでも、総じて静かだ。この交番は、市街地真っただ中の駅から一つ外れた駅の、真ん前に有る。周辺は住宅街だ。交番からの眺めは...

  8. 6-6例の美女か?深夜に遭遇|遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    6-6例の美女か?深夜に遭遇|遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    (他ページは6-1|6-2|6-3|6-4|6-5|6-6)翌金曜日深夜。つまり、例の男が美女にお金を脅される日時だが、交番に助けを求めには現れなかった。気になった俺は、自転車パトロールの時に男のアパートに行ってみた。時刻は午前3時。アパートが見えて来た。男の部屋の前に、一人の女が立っているのが分かる。そのまま、アパートの前に到着。自転車をゆっくり停めるのと入れ違いに、女がアパート敷地からゆっくりと道路に出る。俺に正...

  9. 6-5見えない出口|遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    6-5見えない出口|遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    (他ページは6-1|6-2|6-3|6-4|6-5|6-6)男はうんざりした表情になって続ける、「そう。その日だけじゃなかった。それからだいたい一か月くらい経つが、毎週金曜日深夜に、インターホンを鳴らしに来る。お金を払うと帰る。合計10万円程を取られた。」言い終えて溜息をついた。それから男は、警察官である俺からその美女に対して、もう男のアパートに近づかないよう警告をしてくれと言う。腕時計を見ると、美女がインターホンを押...

  10. 6-4遠くて近い怪奇|遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    6-4遠くて近い怪奇|遠い遠い視線【短編怪奇小説】

    (他ページは6-1|6-2|6-3|6-4|6-5|6-6)男は、表情を曇らせながらしゃべりを再開する、「青い光に望遠鏡を向けて覗いた。カーテンを閉めていないマンションの窓だった。部屋を見通すと、青いライトで部屋を照らしている上に、部屋中が真っ青の壁だった。そんな部屋を、色とりどりのライトは艶めかしく移り変わっている。雰囲気は良かった。少し期待した。しばらくすると、バスタオルを巻いただけのロン毛の女が現れた。こちら側...